とっくり蘭
先日、ご近所の檀家さまからとっくり蘭をいただきました。
名前は知っていたのですが、実物を見たことが有りませんでした。
ある日お参りに伺うと「うちのとっくり蘭が開花しそうなんです」とおっしゃられるので、拝見させていただくと・・・デカい!
屋根まで届く大きさで、てっぺんに黄色いフサフサの小さな蕾の集合体がついています。
ただ開花は初めてのため、いつになるか分からないので、その日が来たらお知らせいただく事にしました。
どんな花が咲くのかなぁと思っていると、後日「開花したよ!」とのご連絡があり、さっそく伺うと、黄色い小さな花がたくさん咲いておりました。
なんとなく君子蘭や胡蝶蘭のような花を想像していたので、「蘭も色んな種類があるものだ」と感心していると、檀家さまが「お寺にも差し上げますよ」とおっしゃってくださりました。
育て方も比較的簡単とのことで、厚かましく頂くことにしました。
この膨らんだ根本がとっくり蘭の名前の由来らしいですが、水をやりすぎると大きくなりすぎ、鉢を割ってしまうことも有るそうです。
また花は数十年に一度しか咲かないらしく、とても珍しいとのことでした。
身体ばかり大きくなり、花もなかなか咲かせない・・・
なんとなく自分のようだなぁと思わなくもありません。
結婚式のとき大学の恩師が「岡田君は大器晩成のタイプでして・・・」とスピーチして下さりましたが、一度で良いので、遅くても良いので、綺麗な花を咲かせてみたいと思います。