新年のご挨拶 令和四年
檀家さま、有縁の皆さま
あけまして、おめでとうございます!
本年もまたよろしくお願いいたします!
昨年末に檀家の皆さまには「お寺勤め」の案内を送らせていただきましたが、多くの反響がありました。
一昨年より、新型コロナ感染症の影響でご法事や月命日のお参りができない方から「自分たちの代わりにお寺でお勤めしておいてほしい」とのご依頼をいただいていたのですが、皆さま「こんなことを頼んでもよいのかしら」とご遠慮がちでしたので、それならばお寺からきちんと案内すればよいと考えた末のことでした。
なかでも嬉しかったのが、体調がお悪く満中陰以来ご法事をお勤めできなかった方が、本当に丁寧なお手紙を添えて下さり「法事を勤められないことが後ろめたかったせいか、亡き主人が夢の中でいつも悲しそうな顔をしていました。ですがこの度法事をご依頼した後に見た夢ではニッコリと笑ってくれていました。浄土真宗では迷信とするのかもしれませんが、私には前を向いて歩んでいくきっかけとなりました。有難うございました。」
と喜ばれていたことでした。
お寺は別れが沢山あります。
親しかった方とお別れするのは在家出身の私には何年たっても慣れることではなく、恥ずかしい話ですが葬儀のたびに心が折れそうになっています。
ですが中には切れかけていたご縁が上のお話のように改めて繋がることもあります。
そんな時、僧侶を続けていて良かったと心から思えるのです。